The Italian Diabetes

Balducci S, Zanuso S, Massarini M, Corigliano G, Nicolucci A, Missori S, Cavallo S, Cardelli P, Alessi E, Pugliese G, Fallucca F; Italian Diabetes Exercise Study (IDES) Group.

背景とねらい―IDESは、イタリアにおいて複数の協力施設で対象者を無作為にグループ分けして医療介入を行う取り組みであり、2型糖尿病とメタボリックシンドロームの多くの患者が心血管疾患(CVD)を引き起こす危険因子のうち改善できるものについて、患者の生活習慣に集中的に介入を行った場合の効果を評価することを目的とします。
手法と結果―被験者は2型糖尿病でウエストが男性94cm/女性80cmの人と、男女とも40~75歳でメタボリックシンドローム因子数が1以上(IDF判定基準)、BMIが 27-40 kg/m(2)、糖尿病を罹患後1年以上経過、運動不足6カ月以上の合計606名です。患者は無作為に2グループに分けられました。被介入グループは有酸素運動と筋力トレーニングの複合エクササイズ(週150分)を処方され、12カ月間監督下に置かれました。対照グループは従来通りの方法で運動カウンセリングなどを含む自己管理の指導を受けました。被介入グループの結果としては、血糖値の高さを示すHbA1c(ヘモグロビンA1c)の値が低下しました。二次的成果としては、従来型および新規に確認されたリスク要因と、運動の量や強度、健康状態(ブドウ糖、脂質、降圧剤の摂取、10年間の脳血管障害リスク、健やかな生活、医療費)との関係性が確認されました。
結論―メタボリックシンドロームをもつ2型糖尿病患者の改善可能な脳血管障害リスク要因を減らす目的で、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせたメニューを処方し確実な実行を促すことは、従来の運動カウンセリングより効果的であることが証明されました。