Effect of an intensive exercise intervention strategy

Balducci S1, Zanuso S, Nicolucci A, De Feo P, Cavallo S, Cardelli P, Fallucca S, Alessi E, Fallucca F, Pugliese G; Italian Diabetes Exercise Study (IDES) Investigators.

イタリアにおける糖尿病と運動の研究(IDES) 研究チーム
背景―本研究は、2型糖尿病(T2DM)の患者に対して、身体活動(PA)を促し、HbA1c(ヘモグロビンA1c)レベルなど軽減可能なリスク要因を改善することを目的とした、高負荷エクササイズによる治療介入戦略の効果を評価するため実施されました。
手法―2型糖尿病とメタボリックシンドロームを持ち運動不足の状態にある患者691人が被験者となり、うち606人はイタリア国内22カ所の糖尿病クリニックに通院する外来患者が占めています。被験者はクリニック、年齢、治療内容を基準に無作為抽出され、週2回、監督付きの有酸素および筋力トレーニングを行い、体系的なカウンセリングを受けるエクササイズグループと、対照としてカウンセリングのみの制御グループに分かれました。実験結果として第一にヘモグロビンA1cレベル、次に他の心臓病リスクスコアを収集しました。
結果―エクササイズグループでPA(週あたりのカロリー消費時間)平均値(SD)の顕著な上昇(P < .001)が見られ、「PA合計 [指導以外の自発的PA +指導されたPA], 20.0 [0.9], 無監督, 12.4 [7.4]」である一方、統制グループは「10.0 [8.7]」となりました。
制御グループとの比較では、運動指導によって次のような著しい改善が見られました。体力(平均差 [信頼区間95%])、ヘモグロビンA1cレベル(-0.30% [-0.49% to -0.10%]; P < .001)、血圧(-4.2 mm Hg [-6.9 to -1.6 mm Hg]; P = .002)、拡張期血圧(-1.7 mm Hg [-3.3 to -1.1 mm Hg]; P = .03)、高密度リポ蛋白質=HDLコレステロール(3.7 mg/dL [2.2 to 5.3 mg/dL]; P < .001)、低密度リポタンパク質=LDLコレステロール(-9.6 mg/dL [-15.9 to -3.3 mg/dL]; P = .003)、ウエスト周囲(-3.6 cm [-4.4 to -2.9 cm]; P < .001)、BMI、インスリン抵抗値、炎症などのリスク要因です。制御グループでは、これらの項目の改善はわずかでした。
結論―エクササイズによる治療介入戦略はPAを促進し、ヘモグロビンA1cなどの心臓血管のリスク要因改善に効果が認められます。その反面、カウンセリングだけでは、たとえ指定の運動量を消化しても、心臓血管のリスク要因を改善する効果は限定的でした。
このことから、リスクの高い項目にはさらに多くの運動量が必要であることが提示されます。臨床試験のISRCTN登録番号はISRCTN04252749です。