Correlates of muscle strength in diabetes

Balducci S, Sacchetti M, Orlando G, Salvi L, Pugliese L, Salerno G, D'Errico V, Iacobini C, Conti FG, Zanuso S, Nicolucci A, Pugliese G; SAMBA Investigators(糖尿病にみられる骨や筋肉の異常(SAMBA)を決定する要因の診断に関する研究
チーム)

背景とねらい―遅発性運動神経不全を除き、糖尿病が筋力に影響を及ぼす要因はあまり知られていません。本研究では糖尿病の症状と筋力との関係を判断することを目的とし、末しょう神経のさまざまな機能、症状の重さが異なる血管障害を対象範囲としました。
手法と評価―1型、2型糖尿病の患者400人(1型が年齢46.4 ± 13.9歳、2型が65.8 ± 10.3歳)を「糖尿病にみられる骨や筋肉の異常(SAMBA)を決定する要因の診断に関する研究(SAMBA)」がテストし、上半身・下半身で筋肉の長さが変わらずに力を発揮する最大の状態を動力測定法で測定しました。筋力との相関性を求めるために単変量、多変量解析とも用いました。アイソメトリック運動をするときの筋力は、上半身でも下半身でも、糖尿病合併症のない人よりも著しく低下していました。単変量解析では、年齢、糖尿病にかかった期間、運動能力(PA)レベル、心肺持久力、人体寸法の値、合併症の代替的測定値、感覚神経・自律神経の変動には強い相関関係がありましたが、運動神経(振幅以外)とは相関が見られませんでした。多変量解析では上半身・下半身の筋力と男性であることは「独立(相関なし)」でした。逆に年齢、振動感覚をはじめとする運動神経のスコア(または個々の運動機能の異常)には相関がありましたが、運動機能、感覚機能には相関がありませんでした。糖尿病にかかった期間とPAレベルについてはこのモデルから除外しています。
結論―上半身・下半身とも、筋力と糖尿病合併症には相関関係があり、感覚神経のデータとはかなり強い相関、自律神経の機能とは著しい相関関係がありました。
糖尿病にかかった期間とPAレベルは除外しても、運動神経の損傷の症状以外にこのメカニズムに関わっている要素が示唆されています。臨床試験の登録番号・日付はNCT01600924; 05.06.2012です。