腰痛対策のすすめ

腰痛は最も多くの人が経験する身体の痛みですが、原因が一つであることは稀です。ほとんどの場合は、脊柱に影響する様々な要因が複合的に作用しています。

腰痛は他人ごとではない

背中の痛み、とりわけ腰痛は、一生のうち一度は襲ってくるものと言っても過言ではありません。動くのも不自由な痛みが2、3日続いたり、ぶり返す痛みに悩まされたりします。強靱でしなやかな筋肉こそ、腰痛の最善の予防策となりえます。

脊柱について

脊柱は椎骨と筋肉、靱帯、椎間板で構成され、全体が身体を動かす際に体重を支え、背骨を保護する働きをします。脊柱は生理的湾曲と呼ばれる4つの部位に分けられ、湾曲に椎間板やその他の部位が組み合わさって、脊柱に上下から掛かる力を吸収します。

脊柱を屈曲、伸長、回転する際にかかる圧力は、脊柱全体に均一に分散されるわけではなく、負荷のほとんどが腰椎付近に集中します。最も痛みが発生しやすいのがこの部位であり、下背部痛や腰痛と呼ばれます。

腰椎は5つの椎骨からなり、椎骨の間には椎間板があります。正常な状態の椎間板は、衝撃を吸収して脊柱を保護する機能を担っています。しかし、度重なる損傷や酷使により、この椎間板の表面が浸食されて中身が飛び出し、これが神経根に干渉することで、痛みを引き起こします。これが腰痛の主原因のひとつである椎間板ヘルニアで、場合によっては手術が必要になります。

腰痛の原因と期間

腰痛には様々な原因があります。姿勢が悪い、立っている時間が長い、腰に負担のかかる仕事をしている、同じ動作を繰り返す、等は脊柱に微細な損傷を蓄積してしまいます。或いはスポーツや体質が原因で脊柱の湾曲に異常が出やすくなっている事が考えられます。

腰痛は症状の出る期間に応じて3種類に分類されます。6週間以内に痛みが消えるものが急性、同じく6週間から12週間持続するものを亜急性、12週間以上症状が続くものを慢性と呼びます。

通常、肋骨の下端より下、殿溝よりも上の範囲で発生する痛みを「腰痛」と呼びますが、座骨神経が圧迫されている場合、痛みが脚部まで拡がる例もあります。

変形性関節症について

変形性関節症とは、関節内で骨の表面が損傷し、関節本来の滑らかな動きができなくなる状態です。骨の両端を覆っている軟骨の表面が徐々に荒れて厚みがなくなり、覆われていた骨が硬くなったり、変形したりすることにより起こります。加齢や怪我によって発症することもあり、腰痛の主要な原因のひとつとなっています。

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