Selective contribution

Biscarini A1, Botti FM, Pettorossi VE.

オープンキネティックチェーンのニーエクステンションを行っている最中に、ハムストリングスの各筋肉が、膝関節にかかるずれや圧縮方向の負荷に対して共収縮する際の影響力を、バイオメカニクスモデルでシミュレーションする技術が開発されました。このモデルでは膝を屈曲する角度(図は本文参照)や速度、加速度、強度の変化、方向、外部からの抵抗を受ける位置などの値を即座に算出することが可能です。靭帯せん断力(TFSF)は前十字靭帯(ACL)と後十字靭帯(PCL)にかかる張力で決まります。四頭筋の収縮による靭帯(ACL)への負荷から起こるせん断を弱めるのに最も効果的なハムストリングの筋肉は、大腿二頭筋です(図は本文参照)。この域内では、ハムストリングスの内側にある半膜様筋が靭帯に最も圧縮する力をかけています。これが関節を安定させ、靭帯が前後に引っ張られるのを防ぎ、靭帯を守る働きをしているのです。半膜様筋を覆うようについている半腱様筋の力で、靭帯(ACL)への負荷から起こるせん断の危険を最も弱めることができます(図は本文参照)。一方、膝関節を圧迫する力は最大になります(図は本文参照)。しかし、半腱様筋の働きは小幅な生理的反応に限られています。 ハムストリングは四頭筋の収縮による靭帯(PCL)への負荷から起こるせん断の危険性を高める独特な働きをします(図は本文参照)。靭帯(ACL)への負荷によるせん断を抑えるため、ハムストリングスの複数の筋肉が同時に活動するレベルは、膝関節を屈曲する速さが変化するのと並行して、外部からの抵抗に一箇所で対応するため、膝伸筋のトルクを一定に保つことで、相当変化します。リハビリで膝を伸ばす運動を安全かつ効果的に行うにあたって、靭帯(ACL)の保護や膝関節の安定のために、ハムストリングスの各部位がもつ役割や適切な活動レベルについて知るのは必要不可欠なことです。