Development of a Structured Protocol

Bryan Roberts, Ashley Gray, Francesco Bertiato , Paolo Benvenuti , Silvano Zanuso, Ross Weir and Mike Caine

カーディオ(CV)エクササイズマシンにさまざまなメディアを集約したディスプレイを搭載することで、運動を継続する意欲や向上心を刺激することが期待できます。しかし、カーディオマシンのディスプレイ上で、視聴と操作を同時に実現させるのは困難です。何故ならその姿勢が、人間工学的に望ましくないものになるためです。マルチメディア・ディスプレイは現代的なエクササイズマシンに求められる「マスト」機能でありながら、科学的評価が行われていません。この研究は、カーディオ機器の画面固定を人間工学的に判断するためのプロトコルを開発することを目的にしています。ユーザーにタッチと視聴を体験してもらい、どの画面ポジションを選ぶのか、次の3つの設定を用いて比較しました。
1. ISO 11064「人間工学―コントロールセンターの設計―第 4 部:ワークステーションの配置及び寸法」などの文献に基づく数値を使用
2. 自由に動かせる画面を使用
3. 協力企業の設定を使用
この研究ではトレッドミルと固定式アップライトサイクルで運動中の、スクリーンの高さ、角度、距離を調査しました。レクリエーション好きな大人の被験者7名(平均28歳、年齢幅6歳)が、眼高別に抽出されて選ばれました(1位、29位、50位、82位、97位)。それぞれのカーディオ機器について、3種類の画面ポジションと、2種類の操作状態で、5分間の運動を計6セット実施しました。 被験者はヘッドフォンを着けて、画面上でゲームをするか、テレビの視聴のみを行いました。バイクの場合、シートの高さにLemond係数(SICI, 2010)を用い、被験者は既製のエクササイズポジション3種類(ノーマル、シティー、クロノ)から選択しました。運動条件については、被験者のグループ内で釣り合いが取れるようにしました。トレッドミル、バイクともに、中央値の被験者は自由に動かせる画面がよいと回答しました。しかし、メーカーが設定したポジションにもあまり不満はなく、文献による理論上の値よりも好まれる結果になりました。文献に基づく画面ポジションは、人間工学的な見地からエクササイズに特化した要件の理解に欠けるとして「合わない」ことが際立つ評価となりました。研究を通じて得られた望ましい画面の高さ、距離、角度には、メーカーの専門家による意見も反映されています。こうして、トレッドミルとアップライトサイクルで運動をする際に、平均的な眼高をもつユーザーグループにタッチスクリーンの「ベストポジション」を提供することを目標に、好まれるディスプレイのポジションを詳しく分析する、人間工学的な評価方法を新しく確立しました。将来はこの研究分野の第一人者を置き、エクササイズマシン利用時のユーザー体験を向上させるという最終的な目的のもと、人間工学の分野で開発を進めてまいります。